どのような修理を望まれているのか、事故の状況やお車に対する思い、修理に対するご要望やご希望を詳しくお伺いします。修理のプロとして、お車を見て、修理のイメージをしながら、オーナー様のお話を伺います。

弊社では、ヒアリングを踏まえて、修理内容や修理方法を詳しく説明させていただきます。ディーラーでは、板金経験のないフロントマンや研修を受けた方が見積もりを行います。彼らは、どのような修理方法（パーツ交換か、板金かなど）がお車にとってもオーナー様の懐事情にも良いのかを知りません。私たち板金工場職人は、色々な修理方法を知っており、技術もあります。私たちは、お車を見て、オーナー様のお話を伺い、最善の修理方法をご提案いたします。オーナー様の求めているクォリティやご予算に応じた修理方法をご提案することが可能です。
もちろん、他社（ディーラーや他工場）との相合い見積もりも問題ありません。それぞれの工場で直し方が違うので価格も違います。他社の見積もりを見せていただければ、修理内容や価格が適正であるかもお伝えできます。安い修理には安い理由があり、高い修理にも理由があります。今の時代、適正価格でなければ保険会社も認めません安かろう悪かろうの修理は、一切いたしません。
他社の見積もりを持参されて「これより安くするなら出してやるよ」と言われる方もたまにおられます。そのような方にはその見積もりを拝見し、内容を見た限りでわかる範囲の説明をさせて頂いた上で、弊社の見積もりについても説明させていただきます。そして、なぜ価格の違いがあるのかを説明させていただきます。そのようにご説明した結果、お持ちいただいたものより弊社の見積もりの方が価格が高いにも関わらず、修理をご依頼いただくこともあります。お客様が求めておられるのは価格だけではないのです。オーナーの意向をどれだけ汲み取れるか、その意向に応えてどれだけの提案が出来るか その短時間でどのように信頼頂くか、それが大事です。

鋼板のヘコミを、専門の工具を使って叩いたり引出したりする作業です。鋼板の裏側に手が届けば裏から叩き出して成形します。裏側からアプローチできない場合には、へこんだパネルにピンやワッシャーを溶接し、そこに専用工具を取り付けて外側からへこみを引き出す方法で板金を行います。

【手順】 ① 板金 ② パテ付け作業 ③ 付属品の脱着

板金の後、本来の塗装の肌艶を復元する作業です。塗装作業は、ごまかしの効かない、大変神経を使う作業です。車本来の肌艶を復元させる技術、そして現車と同じ色を作る調色には職人の熟練した技術と経験とセンスが必要です。

【手順】①塗装の下処理作業 ②塗料の調色 ③塗装のマスキング ④塗装作業

塗装した肌を磨き、純正の肌に磨いて戻します。

作業するためにばらした車のフレームやドアなど、部品を組み立てて元の状態に戻します。

組み立て後は全体の整備も兼ねた動作の確認を行います。